東京大学物語

さて、見てきましたよ。もちろんお目当ては三津谷葉子のアレな訳なんですが、原作もスピリッツで連載当時全部読んでましたし、いろいろとムラムラさせられた思い出の漫画ではあります。

しかし、結構公開までは長い道のりだった見たいね。挙句、上映館も全然ないしね。是非とも見たいけども池袋まで行くのは面倒だなぁと思っていたら、なんと小田原でもやると。なぜ小田原で。この映画館、前は逆境ナインとかも上映していたし、なんか妙なポリシーでもあるんだろうか。まぁいいや。しかし、ここはここで車で行くならいいんだけども、車がないと不便なところにあるんだよな。車は諸事情でちょっと使えないので、電車とバス乗り継いで行ったけども、面倒だったなぁ。今度は自転車で行くか。30分くらいでいけるべ。

映画の感想としては、まぁ、江川達也らしい映画としか言いようがないですな。最後、あそこまでメタ映画にしてしまうとは。東京大学物語自体、壮大な夢落ちという賛否否否あった作品ですけども、さらにそこからメタな方向に持っていくとは。江川達也らしい捻くれた終わり方でした。そういう素直じゃない江川達也だからこそ、俺はそんなに彼が好きじゃないんだな。小林よしのりにどこか似た気がするのは気のせいでしょうか。

元々、漫画を読んでいた人向けの映画であることは間違いないでしょうね。冒頭に雪山での死体を見せておいて、漫画の読者には「これは水野遥の死体なんだな」ということを印象付けておいて、(物語上)最後の展開で、実は死んだのは村上であり、実は冒頭の死体は村上と暗喩しておきながら、やっぱり最後には裏切ってやっぱり遥ちゃんの死体でしたという展開は、最終回を読んでいる人向けのミスリードだと思うし。それ以降のメタ展開は個人的には蛇足と思いますがね。まぁ、本人監督だし好きなようにやればいいんじゃねーのと。

あとこの展開自体は以前スピリッツに掲載されて、今回映画館でも配付された映画化のためのミニ漫画で描かれていたとおりだったので、案外そのまんま終わってしまったことに対して違和感がありました。ちょっとずらすとかしなかったのが意外。

まぁ、原作をかなり忘れている部分もありますので、これを見て、また読みたくなったのは事実ですが、主に今回描かれなかった村上東大合格後のエロエロなところばかりが確認したい部分であることも否めませんな。

で、期待していた三津谷葉子のあれとかは、まぁ想定内かなぁ。これでちゃんと見せていれば印象も違いましたが、どうやら事務所ストップもかかったようで。これが今後の三津谷葉子のステップアップにつながればいいんですが、どうなんでしょうねぇ。範田紗々ヘアヌード写真集を出すみたいですが。

あとWikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%89%A9%E8%AA%9E)みると、過去作品のキャストがすごいなぁ。ドラマもそうだけど(井手薫!)、アニメの酒井若菜井上和香磯山さやかって。真紀が磯山さやかって!あれやこれやを想像してしまいますな。ムフフ。