幻夜 / 東野圭吾

さっそく読みましたですよ。位置づけとしては「白夜行」の続編っぽい感じみたいです。プレイボーイで連載していたのかな?話には聞いてましたが読んだことはなかったですね。

で、感想。う〜ん、確かに「白夜行」っぽいなぁ。意識したようなセリフだったり設定もあるしね。それにくわえて「殺人の門」もちょっと混じっている感じですかね。

だから読んでいて次の展開がなんとなくわかったりするわけですよ。その時点でもう作者の思惑にはめられている感じなんだよなぁ。展開が大体わかりながらも最後、どういうオチをつけるつもりなんだろうかと思いつつドキドキ読んでしまいましたよ。最後まで緊張感をもって読むことが出来ました。

しかし、最後のオチはそう来たかーって感じだったなぁ。ちょっと予想もしない方向に行ってしまった。上手く裏切られたというか。あいかわらず後味悪いというか。

ていうか、最後まで主人公の正体ってちゃんとは明かされなかったわけなんだけども、冷静に考えてみれば正体はあの彼女ってことになるのか?そうだよなぁ、都合よく同じセリフが出てくるわきゃないし、ファッションに詳しいのもパソコンを使えるのもすべて合点がいくもんなぁ。そうかぁ。そうなのかあ。それはやられたという感じだなぁ。

つうわけで、白夜行が好きだった人はあれこれ妄想しながら読んでみるといいんじゃないかと思います。はい。