忘れられない日々 / ガガガSP

ガガガSPの新作は前作「祭りの準備」に続く切ない路線。進行形ではなく過去形という意味では、そして未練たらたらという意味では「線香花火」に近いのかもなぁ。

この曲、なんかの曲とメロディライン全く一緒だよなぁ。なんだっけ?

曲のテンポとかメロディラインはそれほど好みな感じじゃないけど、歌詞に関しては相変わらずで、やっぱり好み。

ものすごく頭が悪い発言だなぁと思いつつ言ってしまうんだけども、コザック前田と俺は性格がものすごく似ているんじゃないかと思ってしまうほど、ガガガSPには共感してしまう。

いつもウジウジしていて、逆方向に自意識過剰で、過去の良かった思い出ばかりを思い出し現実から逃避してしまうところとかもう、お前は俺かみたいに思ってしまうことがあるわけで。「国道二号線」における「人と人とがわかりあうなんてありえないと思っていた僕」ってのも変に共感してしまうところとかあったりして。

良くないな、ちっとは前向きに行かなきゃなと一瞬は思うんだけども、また頑張らなくてはいけない場面では後ろ向きになってしまったり。どうにかならんもんか。

別に俺のそんな思いをガガガSPが、そしてコザック前田が代弁してくれているとは思わないけども、常に前向きな青春パンクと呼ばれる人たちよりも、屈折しまくって前向いているんだか後ろ向いてんだかすら良く分からないガガガSPの方が共感できるし、音楽としては聴く気になると。

ああ、30前の男が書くにしては青臭い感想だなぁ。