スウィングガールズ

この秋の大本命。ってか今年の大本命ですわな。すっかりウォーターボーイズで語られることが多くなってしまったけども、邦画好きとしてみればウォーターボーイズがあろうが無かろうが矢口史靖は見ておかなくてはならない監督なわけですよ。

ストーリーは女子高生がジャズやるお話。結論から言ってしまえば期待通り面白かったです。お奨め。ウォーターボーイズが好きな人は見て損は無いですよ。女子高生が好きな人も。メガネっ娘が好きな人も。

まぁ、すばらしい映画なんだけども一つ苦言と言うか残念なことを言わせてもらえば、映画の大まかな構成がウォーターボーイズと同じだったところ。せっかくの矢口作品なんだから違う組み立ての映画を見たかった気持ちも少し。もっといってしまえば、ウォーターボーイズってフルモンティだもんな。

まぁ、卑怯な映画ですよ。最後にフィクションを超えた本物を持ってきちゃうんだもんな。そりゃ面白いですよ。もちろんそこにいたるまでの過程とかがしっかりしているから最後にぴったりとはまるわけなんだけどさ。

まぁ、このスウィングガールズウォーターボーイズフルモンティもすばらしい映画だと思うし、去年のマイベスト映画であるところのロボコンもそうなんだけど、結局俺はこういう映画が好きなんだよなと心の底から思い知らされました。

好きなシーンは初めてへたくそながらに演奏できて、満足しているところに吹奏楽部が戻ってきちゃって、泣きながら校舎を後にするところかな。

上野樹里はどうにも垢抜けないところがこの映画にマッチしていてよかったかなと。先週のヤンマガのグラビアで水着になっていたけども、あんまりグラビアで長くやるような人じゃないね。

貫地谷しほりは良くも悪くも鈴木杏かなと。今後も良い方の鈴木杏側に振れれば。

本仮屋ユイカは間違いなくこの映画での人気No1でしょう。メガネっ娘萌え〜ってやつですよ。朝ドラの主演も決まったことだし、今後も注目株。

その他女生徒では、なんだかんだで付き合い良かったバンド少女二人の存在がよかったな。あんな格好していても音楽が好きなんだねと。情に厚いんだねと。

一瞬出ていた岩佐真悠子はかわいいけどちょっとケバいというか派手派手しいね。よく言えば華があると言うか。

あと、吹奏楽部の部長も嫌なやつキャラかと思っていたら、案外イイ奴と言うかビッグバンドに好意的な存在だったのがよかったかなと。

竹中直人は今までよりはエキセントリックじゃなかったのがよかったかなと。それでも竹中直人竹中直人なんだけど。

まぁ、面白かったのでもう1、2度みにいくかもしれません。以上。