星降り山荘の殺人 / 倉知淳

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

あぁ、なんか最近クローズドサークルものばっかり読んでいるなぁ。なぜかというと2ちゃんのミステリ板の「クローズドサークルものの傑作」スレ(http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1082383541/)をよく読んでいるからだな。

まぁ、そういうわけでそのテンプレの上位にあるこれを読んでみたわけっつうことです。

まぁ、話としてはよくある吹雪の山荘ものって感じですかねぇ。あんまり先入観とか持たずに素直に読んでいたわけです。

ふんふん。

それでそれで。

「犯人はあなたです」

へっ?どういうこと?なんで?だって・・・

うわぁ、そういうことかぁ・・・

うわああああ、やられたああああ

参りました。

つうわけで、見事にやられました。素直に読みすぎた。しかし、面白かった。騙された快感というか。たった1行のミスリードに最後まで騙されていたんだなぁ。

なんか久しぶりにこういう感覚を味わった気がする。十角館以来かも。よく思い出してみたら、「マジでやられたミステリ」スレ(ネタばれ多いスレなのでリンクしません)でも上位に上げられているんだよねぇ。

96年の作品なのでクローズドサークルものにとっては最大の敵である携帯電話についてはそれなりに普及している頃という感じでしょうか。まぁ、そこらへんも不自然ではなく使っていますが、もう一つのあれはちょっと不自然かなぁ。

あとちゃんと読んでいると読み終わる頃にはUFO博士になれます。私はそれほどその部分に関しては熱心に読みませんでしたが。