ショウ・マスト・ゴー・オン

三谷幸喜が主宰していた劇団、東京サンシャインボーイズ(現在30年間の休止中。あと19年か?)の代表作。今回、縁あって昔NHKで放送されたやつのDVDもらってみることが出来ましたとさ。

ショウマストゴーオンは前にビデオ借りてみたことあるんだよねぇ。確か学生のころだったと思うから7年位前かなぁ。その頃の面白かった思い出を胸に。

老俳優演じる舞台「マクベス」の舞台裏で巻き起こるあれやこれや。一度あげた幕は降ろすわけには行かない。なんとしても無事に舞台を!というお話。話としては映画版「ラヂオの時間」に近いかな。

久しぶりに見たんだけども、思っていたよりは前半部分がゆるいかなぁ。その分、後半の畳み掛けがすごいんだけども。話の性質が違うから一概に比較は出来ないんだけども「君となら」が前半から畳み掛けるのに対して、ショウマストは後半の一体感がすごい。反対していた人たちもみんな一丸となって舞台を続けるために力を合わせるという一体感。それはすごいよね。

あと伏線の回収っぷりは相変わらずお見事。相変わらずというかこっちが原点か。ダルマ弁当だったり松の木だったり。ここでこれをもってくるかーみたいな。

舞台裏を描写しているんだけども、それと同時にちゃんとマクベスが見えてくるのもお見事。すべてのドタバタが終わって、近藤芳正がひょっこりと現れるシーンなんて、実際は舞台裏にずっといたはずなのに、あぁこの人ずっと舞台上で寝てたんだなぁなんて錯覚させてくれるのはすごいなぁと思う。

役者は今これが全員そろったら豪華キャストだなぁと思わせてくれる面々。まぁ、テレビだとみんな名脇役扱いになってしまうんですが。西村雅彦演じる舞監の進さんはまさにはまり役。憎まれ口たたきで熱血漢で実は情に厚くてという。相島一之阿南健治のウザさとか。あと梶原善の飛び道具っぷりは卑怯だよなぁ。昨日のナニワ金融道にも出ていたけどそろそろ本格復帰してほしいなぁ。

次はラヂオの時間(舞台版)を見ます。いつになるかなぁ。