平凡なウェーイ / ヨーロッパ企画
うわっ、見てからもう一週間以上経ってしまった。反省。
ヨーロッパ企画という劇団は所見。駅前劇場で指定席2000円。まぁ、そういうレベルの劇団つうことで。でももう公演は17回目なんだな。若手ってほどでもないような。
観に行こうと思ったきっかけは、本広克行がこの劇団の公演を映画化するらしいので興味を持って。まぁ、あといいタイミングでe+のプレリザーブのお知らせが来たりとそんな感じで。
どこにでもあるような道になぜか集まってしまったイロイロありそうな人たちのお話。群集劇ってやつですか。
はじまって30分以上、ずっと映像で何を観に来たんだろうか?これを舞台で演じるのが演劇じゃないの?なんて思いながらそれなりにひきつけられてみたり。
30分後、ようやく舞台で演技。映像部分でそれぞれのキャラと目的をしつこいほどに描写していたので話には入りやすい。そしてそれぞれのストーリーを一瞬で無にする驚きの展開。そしてそれをごまかし自分のストーリーに戻りたい各登場人物。そして状況は更に混乱していく。
ここらへんで、うわっ、すげぇ面白くね?やばくね?とか思っておりました。でも、面白かったのはここまでだったなぁ。
その後、道に住む浮浪者登場により、展開がグダグダに。まぁ、これも狙いなんだろうけどもそれにしてもグダグダすぎる。散漫だし。正直、あがったテンションがここで落ちました。浮浪者の道論もなんか強引すぎて全然賛同できないし。
で、このグダグダな展開をどうおわらせるのかなぁ?と思ったらなんか微妙な感じで終わってしまった。あれだけ騒いだ死体とかほったらかしだし。まぁ、それはそれでいいんだけども。雨が降ったから解散ってのも悪くないとは思うんだけども、なんかカタルシスに欠けるんだよなぁ。正直、残念な出来でした。中盤がものすごく面白かっただけに。
でもまぁ、役者は粒ぞろいだった印象だし、女優さんもかわいかったのでもう一回くらいは観に行くかもな。次は映画化されるサマータイムマシン・ブルースの再演ともう一本を同時にやるらしいです。