人気漫画のたたみかた

今日、スピリッツを読んでいてビックリというかあっけに取られてしまったんだけども、20世紀少年が今週で最終回らしい。えっ?これで終りなの?これで一体何が解決して、何が締まったんだろうか。これで終わっちゃっていいのか。すげぇなぁと感心してしまった。

まぁ、私は20世紀少年に関しては熱心な読者でもなく、同じ浦沢直樹だったらYAWARA!の方が10倍面白いと思う人間なので、まぁいいかなと特に難しいこと考えずに納得したんだけども、世の中に数多いこの漫画の愛読者の方々はどう思ったのだろうか。納得いった人ってどれくらいいるのかなぁ。5%がいいとこじゃないのと思う私は侮りすぎですかね。

さてさて一方、ジャンプでは同じく信者の多い漫画、デスノートがエンディングに向けて一気に収束の展開に向かっているように見えます。まだこの状態でも逆転とか想像している人もいるみたいだけども、さすがにもういいんじゃねーの?やればやるほど着地点がわからなくなるだけですよ。いや、まぁこれから大逆転があってもいいけどね、どうなんだろうか。

それはともかく、やっぱりこの急展開も批判の声が結構多い印象なんですよね。俺はこれはアリだと思うんだけども、そうじゃない人も多いみたいで。まぁ、デスノートにせよ20世紀少年にせよ、ある意味展開が読めないのを売りにしてきた部分もあるわけで、最終局面で展開が見えてしまうことに対して、全てが賛成の意見に転ぶことはないだろうけども、それにしてもみんなすごい手のひらの返しようだなぁ。「展開があまりにも糞展開なので、持っているコミックス全部ブックオフに売ってきた」みたいな書き込みをたまに2ちゃんで見かけるんだけども、こういう人って何を期待してコミックスを買っているんだろうか。まったくもって意味がわからない。

まぁ、読者からすれば手のひらを返したのは作者だろって感じなんだけども、どちらにせよ人気漫画を上手くたたむのは難しいなぁと思った月曜日でした。