天までとどけ / シベリア少女鉄道

噂のシベリア少女鉄道初観劇。今までの噂を聞く限りではすごく好みそうな感じだったので大期待で見に行ってきました。でも、思ったほどのカルチャーショックは受けなかったかなぁ。面白かったけどね。ああいう仕掛けで毎回やっているんだとしたら、次は何をやってくれるんだろうかという期待感ばかりあがってしまって、次を見に行かざるを得なくなっちゃうよね。次もぜひ行きたいです。

内容についてはもう楽日も過ぎているのでネタばれ気味で書いてしまいますが、前半は三文芝居というか抑揚の少ない多少シリアス目の芝居で抑えておいて、後半の仕掛け発動からくだらなささ全開で一気に畳み掛ける感じでした。ギミックがギミックを呼び、次から次へと目先を変えていく展開にはちょっと感心。いつもそうなのかな?

とりあえず箱が出てきた時点で今までシリアスに持ってきた場を崩して、台詞もダブルミーニングの嵐。途中から箱の形状により大ネタに気づいてしまうも、実際に列が消えたときにはビックリして声を出してしまいましたよ。最後は役者もほとんど姿を消して残ったのはギミックだけ。いやはや前代未聞だなぁ。

まぁ、そういう仕掛けにがっつりやられたのは確かなんだけども、こういうこと言ってしまうのはお門違いなのかもしれないけども、イマイチ話が上手く収束しなかったのは残念だったなぁ。あと仕掛けをくみ上げるのに精一杯で演技がおろそかになってしまったのもちょっと残念だったなぁ。もっと仕掛けとストーリーのバランスが取れるとすごくよくなると思いました。

まぁ、そんな感想もありつつやはり楽しかったので次にも期待ということで。