バット男 / クリオネプロデュース

舞城王太郎の原作をペンギンプルペイルパイルズの倉持裕が脚本、演出は河原雅彦という注目の作品。つってもそこまで惹かれるほどでもなかった気がするんだけども思わずチケット買っちゃったのは持田真樹が出るからなんだろうなぁ。

感想。持田真樹がかわいかったです。前半は女子高生役だったので制服姿だったのですが、当然のごとくミニスカートで舞台上を跳ね回るのでスカートがチラチラまくれあがってしまい、前から2列目だった僕は見えてしまうのではないかとワクワクドキドキものでしたが結局見えませんでした。残念。

私の席が前のほうだった上に、ちかくで演技することが多かったのでじっくりと凝視することができましたが、顔も体もちっちゃくてよかったです。俺と同い年なんだよね。もちろん若く見えるんだけども、じっくり見ると年相応なところも見えたり。前に四谷怪談に出たときも観に行ったんだけどもそのときは遠い席だったからぜんぜんよく見えなかった上に、芝居にも入れないでつらい思いをしたもんでした。はい。以上。

じゃだめですね。とりあえず芝居の感想。まぁ、芝居のほかにもドラマだったり小説だったり映画だったりと物語を表現するメディアって言うのはいっぱいあると思うんだけども、小説ならではの作品とか芝居ならではこその作品とかあると思うんですよ。舞城王太郎の作品はやっぱり小説でこそだなぁという印象。やっぱりあのスピード感、グルーヴ感は芝居では出せないよね。もちろん節々に舞城らしさってのは出ていたと思いますけども、それでもやっぱりあの世界は再現できないなと。時空の飛び越え方とかは演劇っぽかったかな。

あとこれは原作がそうだからなんだろうけどもオチが難解だったのがな。ちょっと精神的だったり哲学的な話だからだとは思うけどもすっきりしない終わり方。救いがないのは舞城らしさといえば舞城らしさだけど。

ああ、でもえんぺで酷評されているほどはつまらなくなかったよ。思っていたよりは面白かった。

脚本の倉持裕ってひとは最近人気の若手作家で岸田國士戯曲賞も取っているんだけどもこの脚本だけではなんとも言えんなぁ。今度、ペンギンプルペイルパイルズ(覚えにくい名前だ)も見に行ってみようかな。小林高鹿がナイロンやめて入った劇団ってことしか知識ないけど。

主演の水橋研二月光の囁き出ていた人かぁ。今はくりいむレモン出ているんだよね。世代的には興味惹かれるタイトルだけど、なんか前評判わるいからいいや。

あとは元朋友の伊藤高史とか。電波少年見ていたころはわからなかったけど背がでかいのね。チューヤンから花とか贈られてきてないか探してみたけど見つからなかった。

小難しくなりそうな話の中で一人笑い担当だったカリカ家城は健闘していたと思う。お笑いの人だけど彼自身は劇団主宰したりしているみたいなのでこういうのもやりたいのかなとか思う。まぁ演劇とコントは非常に近いところに位置しているしね。

次はシベリア少女鉄道行きます。あと年末はナイロンとPiperは行く予定。