砂の上の植物群 / KERA・MAP

うわー、もう見てからかなり経ってしまった。これくらいはちゃんと更新しなくては。

KERA・MAPってのはケラの脚本によるシリーウォーク主催のプロデュース公演ってことでいいのかな、よくわかりませんが(名前からしNODA・MAPのパクリだし)その3回目はなんと常盤貴子を主演に迎えての1作。初舞台ですか。また大物を連れてきたなぁ。

飛行機が墜落して生き残った人々とたどり着いた島のお話。そして極限状態に追い込まれ狂っていく人々。う〜ん、世界観的にはなんだかんだでいつものケラ作品だなぁ。フリドニアとかフローズンビーチとか。話が長いのも相変わらず。休憩込みで3時間半くらい。長いって。

飛行機の事故自体が先日の電車の事故を思い起こさせてなんかタイミング悪いなぁという印象。あとは長い時間やった割には終着点が今ひとつだったなぁ。で、それで?みたいな。あと、人がむやみに死にまくるのもあんまり好きじゃないというか。まぁ、ケラ作品はそういう人の死を敢えて軽く扱うところはあるからなぁ。この脚本に限った話じゃないけども。

役者は渡辺いっけい温水洋一池谷のぶえあたりの実力者が回していくので、基本的にはスムーズ。でも、常盤貴子も筒井君も案外ちゃんとしてましたよ。特に常盤貴子は初舞台とは思えないくらいちゃんとしていて今後も舞台でいけるなぁと思いました。やっぱり美人だしね。衣装もなかなかセクシーでよかったです。最後、暴行を受け、服を破られてしまうんだけども、カーテンコールでは普通に着替えていたのが残念ですよ。全く。

あと、つぐみがかわいかったですね。自称未来からやってきた少女なわけなんですが、浮世離れしている感じがよかったです。この娘、結構舞台やっているのかなと思ったんだけども2回目なんだね。映画が多いのか。かわいいからドラマとかもどんどん出れると思うんだけどなぁ。

まぁ、結論としてはもっと短い時間でやってくれというところと、そろそろナンセンスやりましょうよって感じですかね。夏の劇団健康は期待してもいいかな。KERA・MAP#04は今のところパスかなぁ。